巻っ子ポータル

今日はいつもよりも遅く午後5時半くらいに退勤した。いつもは歩いて通っているのだけど、今日は風が強くて結構寒いってこともあり、バスに乗ることに。

会社から歩いて５分くらいの地点にバス停があり、そこからバスに乗った。 道が結構すいていてかなり早く自宅近くまで行けたのだけど、なぜか自宅前のバス停に至る５０メートル手前付近から大渋滞が発生。

北京には珍しくかなり狭い道で、対向車線含めて２斜線しかない上、前方には交差点があるだけど信号機がなく、「俺が！俺が！」意識の強い中国人ドライバーたちの戦場と化し、右折車、左折車、直進車がひしめき、結局どの車も動こうにも動けない状態となってしまった。

で、その時決定的な事件が。。。

予想はしていたのだけど、前の方で車同士が衝突。。。
で、ますます身動きとれない状態に。

この状態を見かねたバスの同乗者の青年が「师傅，您能不能开门？（運転手さん、ドア開けてもらえますか？）」と言って降りようとしても、
運転手は「不能！不能！（できない！）」と頑として譲らず。
この青年だけでなく、何人かの人たちがもう降りるからドア開けてくれと催促しても運転手のおっさんは無視。

これにたまりかねた最初に声をあげた青年がバスの窓を開け、そこから降りて行ってしまった。
窓から地面まで結構な高さがあったが、鮮やかにまるで訓練されたスタントマンのように降りて行った。
いやはや、すごいですな。その何度も練習したかのような鮮やかさに絶句。

そのおよそ１０分後、何とか５０Ｍ先のバス停まで到着しました。