牡丹の咲く頃

手ごわい中国税務署

投稿日時:2008/12/19(金) 12:53

アパート代の領収書(中国では发票と言う)を発行してもらおうと、昨日自宅近くにある税務署(税务所)に行ってきた。
税務署は8時半から開くので時間10分くらい前には到着して業務開始まで待つ。
で、窓口に聞いてみると、「個人貸し出しでのアパート代の領収書発行はここではやっていない」と言う。
「ではどこで?」と聞くと、
「●●街道!」とだけ言いムスっとしている。
「どうやっていくの?」と聞くと、
「●●のバスに乗ればすぐ分かる」とだけ。

この時点で「●●街道」というのが地名なのかと思って、指定のバス停のバス路線図を見ても、「●●街道」という駅名がない。

もう一度、税務署に電話したら別の女性が出た。
「アパート代の領収書を発行したいのだが、どこで?」と聞くと、
「●●街道!」とだけ。
「って、そこってどこなんですか?地名ですか?何なんですか?」と聞くと、
「●●街道办事处!」と答えてくれて、正式な事務所の名前を聞くことができた。

それから三輪バイクタクシーを捕まえて、
「●●街道办事处はどこにあるか知ってますか?」と聞くと、
「知っている!」と言う。で、乗り込む。

すぐに到着。
ビルの建物の中の1室がこの●●街道办事处だとバイクタクシーのおっちゃんに教えられる。

ビルのフロントに行って、何号室か聞くと、

「それはもう引越しましたよ」とフロントのお姉さんに言われ、行き方を丁寧に教えてもらった。
「その駅を降りたらすぐ分かりますよ」と。
そのビルの目の前からバスが出ていて、それに乗って4駅くらいのところに引っ越した、とのこと。

で、バスに乗り込み、引越し先に向かう。

バスから降りると、もうそこは農村とまではいかないが、とても税務署があるような雰囲気のところではなく、道端には鶏が舞っていた。

何もないところと思ったがよく見回すと大きな建物が見えた。
恐らくあの建物だ。と思い、向かう。

目標の建物に到着。建物には、「●●办公中心」と書かれている。
多分ここだ!と希望が見えてきた。

中に入ると「●●街道办事处」の看板が目に入り、そこに向かった。
先客がいたが、先に「ここでアパート代の領収書発行できますか?」と聞いた。
すると「発行できます。少々お待ち下さい」と言われ、待つこと30分。(先客がなかなか終わらなかった)

で、必要書類を全て窓口の人に渡した後、
「あなたの住んできる所はここの管轄ではありません」と言われ、
下調べはしたのだけど一体。。。と思いながら、「ではどこなのですか?」と聞くと、

「●●ビルに行ってみてください」と何か自信なさげだが、もう仕方がない。行くしかない。

タクシーを拾い、●●ビルへ向かった。
●●ビルへ到着。中へ入るが、受付も案内掲示板も何もなく、おまけに人がいない。。。。

仕方なく2階へ行き、廊下で女性と出くわし、
「アパートの領収書はここで発行できますか?」と聞くと
女性は「3階に行ってください」と言う。

3階へ行き人に尋ねると、「4階へ行ってください」と言われ、
もう駄目だと思ったが、もう一人の人間に聞いてみると、

「え?アパート代の領収書発行?そんなのできるわけないじゃん。どこかのホテルに行ってホテル代としての領収書発行してもらったら?」とか、全くもって無意味なことを言われ、そのビルを後にした。

このビル、政府関係機関であることは間違いないのですが、誰一人仕事している人がいなく、タバコを吸いまくり、雰囲気は暗く、案内掲示板も何もなく、一体何をするところなのかが全く分からない場所でした。

で、今日、結局いろいろツテを使って発行することができました。

中国って手ごわい。。。

領収書発行に関してはこちらのエントリー

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